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【今日は何の日?】12月8日|針供養の日

今日は何の日資産形成

小さな見直しが、未来をやさしく整える

 

掲載日:2025/12/8

 

12月8日は「針供養の日」。

折れたり古くなった針を豆腐やこんにゃくに刺して供養する―そんな日本の伝統行事があります。

日々の暮らしを支えてくれた針に「お疲れさま」と感謝を伝えるこの風習には、道具を大切にし、心を込めて働いてきた人々の思いが静かに宿っています。

 

かつて針は、家族の衣を繕う大切な道具でした。

その一本一本が、誰かを想い、暮らしを整える手仕事の象徴。

針供養の日は、そんな日々の営みと、そこに込められた感謝の心を思い出させてくれる日です。

 

忙しさに流されがちな今だからこそ、立ち止まり、「今日まで支えてくれたもの」に目を向けてみる―その時間が、私たちの心を穏やかに整えてくれます。

 

そして、この “見直す” という行為は、実は暮らし全体にも通じています。

家計や将来への備えも、いきなり大きなことを始める必要はありません。

少しだけ使い方を振り返ったり、無理のない積立を考えてみたり。

そうした穏やかな見直しの積み重ねが、未来の安心を育てていきます。

 

資産形成は、「お金を増やすこと」だけを目指すものではありません。

自分や家族が心地よく暮らすために、日々を整え、少し先の自分に優しくしていくこと。

針供養のように、支えてくれたものを丁寧に扱う心―それが、将来への安心を生む最初の一歩になるのです。

 

針供養の日は、「感謝と見直しで未来を整える日」。

使い終えた針に “ありがとう” を伝えるように、がんばってきた自分にも “おつかれさま” を。

感謝を込めて暮らしを見つめ直すことで、心も生活も、そして未来への備えも、少しずつやさしく整っていくのです。

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