高くそびえて、未来を見渡す
掲載日:2025/12/23
1958年(昭和33年)12月23日。
東京・芝公園に東京タワーが完成しました。
高さ333メートル。戦後日本の復興期に建てられたその塔は、当時アジア一の高さを誇り、
テレビ電波の送信を担うだけでなく、「成長と希望の象徴」として多くの人々に親しまれてきました。
まだ高層ビルが少なかった時代、東京タワーの展望台から見下ろす街の光は、
まるで未来の日本を先取りするような眺めだったと言われます。
新しい時代を見つめる視線、変化を恐れずに前へ進む勇気。
その塔の姿には、当時の人々が抱いた「これからをつくる力」が宿っていました。
高い場所から見える景色には、ふだん気づかないことがあります。
近くにいると見えなかった道や、遠くの小さな光。
少し視点を変えるだけで、ものの見え方や考え方が広がっていきます。
暮らしの中でも同じことが言えるのではないでしょうか。
日々の忙しさの中で立ち止まり、少しだけ高い視点で自分の今を見渡してみる。
それが、新しい選択や前向きな計画につながるきっかけになります。
資産形成も、そんな「視点を上げる」ことから始まります。
今の状況だけを見るのではなく、
少し先の暮らしや未来の自分を想像してみる。
そこから逆算して、無理のない計画を立てていく。
そして、どんな塔も土台がしっかりしているように、
毎日の小さな行動が、未来の安心を支える基盤になっていきます。
東京タワー完成の日は、「未来を見渡す日」。
いつもより少しだけ高い場所から、自分の時間や暮らしを見つめてみる。
その視点の変化が、来る年への新しい希望や、
次の一歩を踏み出す力を育ててくれるかもしれません。
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