滑りだすと、次の景色が見えてくる
掲載日:2025/12/25
12月25日は「スケートの日」。
由来のひとつとして、1861年12月25日に、北海道・函館に滞在していたイギリス人探検家 トーマス・ブレーキストン が、日本で初めてスケートをしたとされる記録があります。
また、1792年12月25日、ロシアの使節団が結氷した根室湾で滑ったという説もあり、雪と氷の上で “動き出す” ことの象徴としてこの日が選ばれています。
スケートは、凍った水面という平坦ではない場所を滑りながら、姿勢を保ち、流れに乗り、次へと進むスポーツです。
転びそうになったとき、足を置き直し、身体を整える瞬間がある。
その繰り返しの中で、滑ることが「あたりまえ」になり、景色が変わっていきます。
私たちの日々の暮らしにも似た瞬間があります。
初めてのことを始めるとき、少しぎこちなくても一歩を踏み出すこと。
慣れない道を少しずつ進みながら、リズムをつくっていくこと。
そうした“滑り出し”の感覚が、次の景色を開く契機になっていきます。
未来への準備も同じように、「まずは滑り出してみる」ことから始まります。
計画を完璧に整える前でも、少しだけ動いてみる。
習慣を変えてみる、小さな項目を見直してみる。
その動きが、やがて歩きやすい道をつくり、未来の安心へとつながっていきます。
スケートの日は、「動き出す日」。
冷たい風の中、氷の上に足を乗せてみる。
静かな緊張と、滑り出した瞬間の軽さを感じてみる。
そうした“動き”が、新しい景色を見せてくれるかもしれません。
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