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「無駄遣い 言い訳いつも 「令和初」」 ぽぷらー(第33回 2019年)
第6回 「まず年間100万円貯める」
【サラ川から資産形成・投資を学ぶ】
資産形成のスタートはお金を「貯める」です。投資で「ふやす」に関心を持つ人が多いのですが、一定額貯めないと投資をしても大きくふえません。また、投資の成果は不確実ですが、貯めるは確実です。
貯める目標は、人生設計を考え、マネープランを作って将来の必要金額を算出して決めるのが理想です。しかし、若ければ若いほど、将来が長く、ライフデザインの選択肢や不確定要素も多いため、確固たる目標が作りにくくなります。筆者は、資産形成の目標として「年間100万円貯める」を推奨しています。年間100万円は、
・具体的でわかりやすい目標
・達成可能かつ達成感のある金額
・年間の住宅ローン返済金額、住宅購入の頭金などを貯める目安
であるため、資産形成の基本となる目標としてふさわしいと考えています。
もちろん100万円ではなく、例えば、車の購入資金、結婚資金、住宅購入の頭金などさらに具体的な目標があるとお金は貯まりやすくなります。
そのため何をするかですが、給与が急に増えることはないので、消費をコントロールすること、端的に言えば、無駄遣いや衝動買いを抑えることが重要です。皆さんはこの句のような経験はありませんか?多くの人は無駄遣いや衝動買いを抑えようと思っても、理由をつけて、やってしまう傾向があります。
~コラム執筆者の紹介~
村井 幸博
第一生命経済研究所 研究理事
第一生命グループで内外債券、株式、デリバティブなど投資業務を長期にわたり担当、商品開発業務などにも携わる。
現在は第一生命経済研究所で金融リテラシー、資産形成・投資、金融ウェルビーイングなどのセミナー・研修を担当。
※「サラリーマン川柳」は2022年に「サラっと一句!わたしの川柳」に改名いたしました。
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