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【レポート解説】AIに家計相談しても大丈夫? 生成AIと上手に付き合う資産形成のコツ(掲載日:2026/10/6)

家計と資産資産形成

掲載日:2026/10/6

 

今回は、第一ライフ資産運用経済研究所のレポート「生成AIが個人の資産形成に及ぼす影響とは ~諸外国の調査研究からみるAI活用の現在地~」をもとに、

ChatGPTなどの生成AIを家計管理や資産形成に活用するメリットや注意点について解説します。

 

身近になった「お金の相談相手」

 

「NISAを始めたいけれど何を選べばいい?」「教育費や老後資金はどれくらい必要?」

お金の悩みはあっても、専門家に相談するのは少しハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで注目されているのがChatGPTなどの生成AIです。第一ライフ資産運用経済研究所のレポートによると、日本で生成AIを利用した経験がある人は2025年度に58.8%に達し、前年から大きく増加しました。生成AIは調べものだけでなく、相談相手としても利用され始めています。

 

海外では家計や投資相談にも活用

 

実際に海外では、お金の相談に生成AIを利用する人が増えています。レポートによると、アメリカでは過去1年間にAIへお金に関する助言を求めた人が18%、カナダでは21%でした。特に若い世代ほど利用率が高い傾向があります。

また、個人投資家を対象とした調査では、47%が金融情報の理解や投資判断の参考として生成AIを利用していました。

 

初心者にとってのメリット

 

資産形成を始めると、「投資信託」「分散投資」「インデックス運用」など難しい言葉が数多く出てきます。そんな時、生成AIは便利なサポート役になります。

 

例えば、

・NISAとiDeCoの違い

・毎月3万円積み立てた場合の将来額

・教育費の準備方法

・老後資金の考え方

などを気軽に質問できます。

レポートでも、利用者がAIを活用する主な目的は、金融情報の説明や理解であることが紹介されています。

 

でも、AIを信じすぎてはいけない

 

便利な一方で注意も必要です。

 

投資家を対象とした調査では、生成AIへの懸念点として「信頼性・正確性」が54%、「データプライバシー」が50%、「回答の質」が46%となりました。AIは時に誤った情報を返すことがあります。また、質問の仕方によって回答が変わる場合もあります。

 

そのため、AIの回答をそのまま採用するのではなく、情報を整理したり選択肢を広げたりするための参考として活用することが大切です。

 

AIは「先生」ではなく「相談相手」

 

興味深いことに、海外の調査ではAI利用者であっても、最も信頼しているのは金融の専門家でした。AIは専門家の代わりではなく、専門家に相談する前の情報整理や疑問解消を助ける存在と考えられています。

AIで基礎知識を学び、必要に応じて金融機関や専門家に相談する。この組み合わせが安心につながります。

 

まずは「お金について考える習慣」から

 

資産形成で大切なのは、難しい知識を完璧に身につけることではありません。

まずは「わが家のお金について考える時間を持つこと」です。

 

生成AIは、そのきっかけを作ってくれる便利なツールです。「教育費はいくら必要?」「今の貯蓄ペースで大丈夫?」と気軽に質問することで、お金への理解は少しずつ深まります。

 

AIを上手に活用しながら、お金について学び、自分や家族の将来に向けて資産を育てていく。そんな新しい資産形成のスタイルが広がり始めています。

 

 

▼第一ライフ資産運用経済研究所のレポート

「生成AIが個人の資産形成に及ぼす影響とは ~諸外国の調査研究からみるAI活用の現在地~」

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